【シンプル/Think Minimal】Appleが98年にMacの選択肢をミニマルにしたことのまとめ

2014年、サービスで目指す方針の一つが「シンプル」なので、シンプルとは?が書かれた本を読んでいます。


スティーブ・ジョブズがAppleで行ったシンプルにする活動について書かれた本。


以下、Think Minimalという章で、スティーブ・ジョブズが97年にアップルに復帰し、Macの製品ラインナップを大幅に削減し、シンプルにしたことについて本から一部引用

彼が引き継いだコンピュータの製品ラインアップは、アップルの規模からすればきわめて複雑だった。経営陣がすべての人を喜ばせようとしたために、困惑するほど多くのモデルが出されていたのだ。Quadra, Performa, Macintosh LC, PowerBook, Power Macintoshなど、すべて退屈でつまらない製品ばかりで、多くのモデルの研究開発とマーケティングで会社の資源は分散されていた。

中略
アップル主催のイベントが、一九九八年五月にクパチーノにあるカリフォルニア州立短期大学ディアンザ・カレッジの講堂フリントセンターで開かれた。スティーブはステージ上で、アップルの将来に大きな影響を与えるふたつの発表をした。
ひとつは有名なiMacのお披露目だ。
もうひとつはiMacほど有名ではないが、会社の新しい方向性を決めるものだった。それはコンピュータではなく、四分割された正方形の図で、アップルの新たな製品戦略を表したものだ。  要するに、スティーブは製品ラインアップ全体をシンプルの杖で叩いたのだ。
コンピュータのモデルを膨大な数から、二×二の四つに変えた。ノートとデスクトップがそれぞれに消費者向けとプロ向けの二種類で、計四種類だ。テクノロジーの歴史において、これほど劇的に製品ラインアップを減らした例はめずらしい。


中略
もちろん、その後のアップルは桁違いに大きくなり、製品ラインアップも増えた。だがそれで複雑になったわけではない。iPod, iPhone, iPadなどの消費者向けデバイスが増えた製品ラインアップは、PCメーカーのように無秩序にモデルを増やし、各モデルの違いがわからない状態とは依然としてまったく違う。アップルの正方形の上にある製品はすべて、明確な存在理由を持っていて、ユーザーもその理由をすぐに理解できる。そして、アップルの製品はすべて高品質で、混ぜものはない。

中略
選択肢をミニマルにすることは、顧客にもっとシンプルな道とよりよい価値と、より幸せな気分を提供することだ。それには複雑さの織りなすレイヤーを、ときには大変な努力をして削りとっていくことになるが、アップルはそれによって、顧客とのより正直で信頼できる関係を得られるのだ。

上記の話しをわかりやすくするために図にしてみたのが下記です。
〜1998年がそれまでのラインナップ、98年の画像は、98年WWDCでスティーブ・ジョブズが発表した「個人/プロ × デスクトップ/ポータブル」のラインナップ。
一番右が2014年現在のMacのラインナップ。

1998以前のMacラインナップと98年、2014年の比較

98年に発表した製品ランナップの考えは、現在のMacにも受け継がれています。


他社のパソコンやスマートフォンと比較して
Appleの製品ランナップはシンプルでわかりやすく
購入する人にとって、自分がどれを買えばよいのか一目瞭然だと思います。
Appleのように、選択肢をミニマルにすることは、シンプルさに繋がるなと思ったのでブログに残しておきます。



関連リンク
28分18秒で製品ランナップを発表しています。




今回、引用した本について

書籍版↓


kindle版↓

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